事例記事をライターに外注する|単価相場と失敗しない依頼の仕方

導入事例を制作会社より安く外注する現実的な選択肢が、フリーランスライターへの直接依頼です。この記事では単価相場、探す場所、見極め方、そして依頼時に渡すべきものまでを解説します。「安く外注したのに手間が増えた」を避けるための記事です。

単価相場

依頼形態相場備考
文字起こしデータから記事化のみ1.5万円前後〜クラウドソーシングの下限帯。取材は自社で実施
オンライン取材60分+記事作成1.8万円〜フリーランス直依頼の入口価格
経験豊富なBtoB専門ライター3〜10万円オンライン取材3〜5万、対面+撮影で10万円以上
(参考)制作会社8〜30万円企画・編集・デザイン込み。比較記事参照

※2026年7月時点の公開情報(クラウドソーシング各社・制作相場記事)に基づく目安です。

制作会社との価格差の正体はディレクション(進行管理・品質管理)の内製化です。つまり安くなった分、その仕事が貴社に移ります。ここを見込まずに発注すると「安く外注したのに手間が増えた」になります。

探す場所3つ

  1. クラウドソーシング(ランサーズ等) — 母数が多く価格も明瞭。「取材記事」「インタビュー記事」のカテゴリで実績を絞り込めます。玉石混交なのでテスト発注が前提
  2. SNS(X)での直接指名 — BtoB専門を名乗るライターはポートフォリオを公開していることが多く、作風を見てから声をかけられます。相場はやや高いが精度も高い
  3. 制作会社経由で知った書き手の個人指名 — 過去の外注で良かった書き手に独立後直接依頼するルート。関係性があれば最も確実です(元の制作会社との契約上の制約がないかは確認を)

見極め方 — サンプルで見るべきは1点だけ

ポートフォリオで確認すべきは、文章の上手さではなく「数値のBefore→Afterが取れているか」です。過去の事例記事に具体的な数値がなく感想の羅列なら、取材で数字を引き出せない書き手です。加えて、貴社の業界に近い取材実績が1本でもあるかを見てください。専門用語の理解は品質に直結します。

候補が絞れたら、いきなり年間契約せず1本のテスト発注から。このとき次の5点セットを渡すと、書き手の実力が正確に測れます。

依頼時に渡す5点セット

  1. 構成テンプレート9ブロックの型。「うちはこの構成で」と最初に固定する
  2. インタビュー録音(または同席権) — 取材から任せる場合も、質問リストを渡して抜け漏れを防ぐ
  3. 用語集 — 製品名の正式表記、業界用語、社内でのNG表現
  4. 参考にしてほしい既存事例1本 — 文体の見本。「こう書いてほしい」は文章で説明するより見本が早い
  5. 禁止事項 — 発言にない数値を書かない、誇張語を使わない、製品説明は1割以下

この5点はそのまま無料の導入事例作成キットの内容と重なります。キットを渡すのが手っ取り早い方法です。

外注しても残る仕事 — そしてもう一つの選択肢

ライター外注でも、①お客様との日程調整、②原稿チェック(事実確認)、③掲載許可の往復、は貴社に残ります。1本あたり実働3〜5時間が目安です。

この「残る仕事」まで含めて自動化するのが、AI事例作成サービスという選択肢です。ジレイスタジオは録音のアップロードだけで記事・引用カード・営業スライドを生成し(1本あたり7,960円)、事実確認は自動照合検査が、許可取りは承認フローが肩代わりします。ライターとの比較検討には費用比較の記事もどうぞ。β版(無料)の事前登録はこちら

よくある質問

相場より安いライターに頼むのは危険ですか?

一概に危険ではありませんが、BtoBの取材記事は専門性が高く、安さの理由(実績が浅い・取材なしの構成)を確認すべきです。安く依頼するなら、まず1本のテスト発注で品質を確認してから継続を判断してください。

納品された記事の著作権はどうなりますか?

契約によります。「納品後に著作権(著作財産権)は発注者に譲渡」と発注時に明記するのが標準です。明記がないと、二次利用(営業資料への転載等)で揉める原因になります。

良いライターと継続するコツはありますか?

単価を渋らないこと、フィードバックを具体的に返すこと、締切に余裕を持たせることの3つです。優秀な書き手ほど他社からも依頼が来るため、雑に扱うと次から受けてもらえません。

取材にはこちらも同席すべきですか?

初回は必ず同席してください。お客様との関係はライターではなく貴社のものですし、ライターの取材品質を確認する機会にもなります。2回目以降は信頼に応じて任せられます。